カクテルパーティ理論はアメリカの投資信託会社フィデリティのファンドマネジャーだったピーター・リンチ氏が自身の経験から導き出したちょっと変わった投資スタンスの理論。多分、ジョークも織り交ぜられているんだろうけどもっと分かり易いので参考になると思います。
ピーター・リンチ氏がパーティーに参加をしているときに、相場の段階においていくつかの傾向があるとしています。
1、相場が若いとき。これから上昇していく一番手前。
人々はピーター・リンチ氏から「株式のファンドを運用しています」と聞くと軽くうなずい消えてしまう。いなくならなくとも、話題をバスケットボールや次の選挙や天候に移す。そのうち近くの歯医者に語りかける。
2)相場の底から20%程度上昇したとき
ピーター・リンチ氏が職業を打ち明けると、初対面の人が歯医者の近くに移る前に、もう少し長くピーターの前にいて、株式市場がどんなにリスキーなのかを教えてくれる。全体としては歯医者に関心がある。
3)相場の底から30%以上上昇しているとき
パーティーの間中、ピーターの周りから人が離れない。歯医者は完全に無視される。興味津々どの株を買うべきか聞きまくる。歯医者でさえ、どの株がよいか聞いてくる。
4)相場がピークのとき
人々はまだ私の前に群がるが、ピーターにどの株を買うべきか教えたがる。隣の歯医者でさえ、三つ四つのヒントをくれる。数日後、彼らのお勧め株はみんな上昇しているのがわかる。こういうときには相場のピークを迎える。
私は、パーティなるものにあまり参加したことがありませんのでなんともいえないところですが。ほぼこの通りに世間一般は変化するように出来ていますね。2002年、2003年ごろに株式投資の話は私の周りでは誰もしませんでしたし、私もこっそりと投資資金を半分まで減らしながら年末に回復させてました。この時が直近の底で、もっとも投資をはじめるといい時期だったんでしょう。
2004年は行って来いの往来相場でしたが、それなりの儲けを手にしましたが依然として投資に興味のある人は周りではいませんでしたね。
2005年からぽつぽつと周りの人も投資をはじめようか検討している人が出始めてきましたし、年途中から異常なほどの上昇相場に移行するとともに投資に興味を持った人が増えてきたような気がします。現在は2006年4月でTOPIXがITバブルの高値を上回ってる展開も見られますが、ライブドアショックのおかげで投資に対するリスクを目の当たりにした新規の人は手控えムードです。ですが、投資自体には興味を持つ人が増え続けてる気がします。うちの50を超えた課長がネット証券をどうやって開設するか聞いてくるような環境ですからそろそろピークもしくは、あと一山あるかどうかの相場レベルじゃないのかな。
カクテルパーティ理論はいかに一般投資家が愚かなタイミングで投資に熱中するかを皮肉ったジョークですので市場が値上がりを続けて熱狂しているときは忘れがちになりますが心にとどめておくといいんじゃないでしょうか。ちなみに日本の書店でも同じような光景を観察できますよ。投資関連のスペースの拡大と縮小に端的に表れていますのでレジの目の前に投資関連の本が平積みされるようになるとピークを迎えやすくなりますのでご参考までに。