SRIファンドとは、従来型の財務分析による投資基準に加え、法令遵守や雇用問題、人権問題、消費者対応、 社会や地域への貢献などの社会・倫理面および環境面から、企業を評価・選別し、安定的な収益を目指す投資信託です。
株式投資は、投資家が応援したい企業へ出資するのが本来の姿ですので社会的責任を守るような企業への投資は、ある種本来の株式投資に似ていて良いことだと思われます。
さらに、このSRIファンドが広く認知されて、SRIファンドに組み込まれることが企業イメージがupされるようになれば、社会的責任を守るような企業が増え、環境もプラスになったり、企業イメージが良くなることで売上up&株価up、そしてSRIファンドの基準価格もupと好循環が想像できます。あくまで、想像ですがね。
それと、株式投資に対する偏見が強い日本において投資目的が人に誇れるような内容のため好まれるのではないでしょうか?
それで、パフォーマンスはといえば、こちらで一覧にて確認できます。
3年以上運営しているSRIファンドをみると全部がTOPIXよりも高いリターンを上げているようですからなかなかの運用効果があるかもしれません(2006年3月末現在)。が、偶然かもしれませんね、運用年数は最低でも10年は欲しいところ。
さて、SRIファンドの発祥はアメリカですが、そちらの様子をうかがうと
全米で2兆ドル規模に膨れたSRI、社会責任と運用成績の両方を訴えるファンドは多いが「成績はバラバラ」(調査会社モーニングスター)。
2004年夏時点の過去3年の実績で、成績が全体の上位四分の一に入ったSRIファンドは78本中、20本もなかったとの調査もある。
よーするに、SRIは今のところ投資実績とは何の関係も無いということです。
さらに、SRIファンドを逆なでにするようなバイスファンドなるものがアメリカでは、設定されているみたいです。バイス=不道徳、悪徳 という意味で、社会的に無責任会社へ投資することを目的にされる投信のようです。投資先はたばこ、アルコール、ギャンブル、防衛関連株へ投資するみたいです。
運用実績で言えば、バイスファンド>SRIファンドが現状。今後どうなるかは分かりませんし、バイスファンドが設定されたのが2002年とまだまだ若いこともありもう少し統計を取ってからでしょう。
がしかし、
バイスファンドの運用責任者ダン・アーレン氏曰く。「景気がよくても悪くても、人はたばこを吸うし、酒も飲む。賭け事もやめない。不景気への抵抗力がある、いわば全天候型ファンドだ」。ファンド設立前に綿密な調査をした。業種別の投資収益を過去五、十年にわたって比較して浮かび上がったのが、非道徳的とされる業種がいずれも上位に入ること。特に株安局面で好成績だった。
さてはて、SRIファンドは今後どういった展開になるかは注目されますが、収益目的の投資には関しては排除の方向がいいんじゃないでしょうか。