2005年10月3日より郵便局の窓口で投資信託が購入できるようになりましたね。だんだんと、投資信託に対する敷居が低くなってきているのは、いい傾向......でもなかったりします。
いままでの相場の歴史を振り返るとラストを飾り、高値掴みをして塩漬けとするのが初心者投資家となってますからね。郵便局で投資信託を購入する人は9割がた初めて投資信託を購入する人と思われるのでそろそろ下落傾向かなと感じてる今日この頃。
さてはて、そんなことはどうでもいいんですが、郵便局の投資信託は購入に値するのか値しないのか見ていきます。
ゆうちょの投信
郵便局取り扱い投信
・野村世界6資産分散投信 【安定コース】【分配コース】【成長コース】
・大和ストックインデックス225ファンド
・GS日本株式インデックス・プラス
の5種類あるようです。
コスト面
| 販売手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 | |
| 野村世界6資産分散投信【安定コース】 | 1.575% | 0.6510% |
基準価額の0.3% |
| 【分配コース】 | 1.575% | 0.7245% |
基準価額の0.3% |
| 【成長コース】 | 1.575% | 0.798% |
基準価額の0.3% |
|
大和ストックインデックス225ファンド |
2.1% | 0.546% |
なし |
|
GS日本株式インデックス・プラス |
2.625% | 1.0500% |
なし |
ふむ、悪くないですね。窓口販売ですから販売手数料が高めになるのは仕方が無いですが、意外と信託報酬率も低く設定されており、郵便局みたいなでかいところはボッタクリな設定をしてもバレないのになかなかコスト面では優良かもしれません。
さてはて、これだけでは、ゆうちょで投信を購入する決め手にはなりませんので似たような投信と比べてみます。
まずは、野村世界6資産分散投信から。これと同じような投信に同じ野村から発売されているバランスセレクトがありますので比べてみます。
野村世界6資産分散投信の特徴
| 安定コース | 分配コース | 成長コース | |
| 国内債券 | 60% | 20% | 10% |
| 外国債券 | 10% | 50% | 10% |
| 国内株式 | 5% | 5% | 35% |
| 外国株式 | 15% | 15% | 35% |
| 国内REIT | 5% | 5% | 5% |
| 外国REIT | 5% | 5% | 5% |
野村 バランスセレクトの特徴
| バランスセレクト30 | バランスセレクト50 | バランスセレクト70 | |
| 国内債券 | 55% | 40% | 20% |
| 外国債券 | 15% | 10% | 10% |
| 国内株式 | 20% | 30% | 45% |
| 外国株式 | 10% | 20% | 25% |
セレクト50と分配コースの外国債券の比率にかなりの乖離がありますが、これは投信の分配方針の違いのため仕方ないでしょう。あとは、REITがゆうちょの方に組み込まれていますが、国内REITは外国債券、外国REITは国内株式に比率変換しても問題ないぐらいの割合なんでどうでもいい感じです。
他に決算日の違いがあります。野村世界6資産分散投信は2ヶ月毎に決算して分配しますが、バランスセレクトは年一回分配となってます。
次はコスト比較
| 販売手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 | |
| 【安定コース】 | 1.575% | 0.6510% |
基準価額の0.3% |
| 【分配コース】 | 1.575% | 0.7245% |
基準価額の0.3% |
| 【成長コース】 | 1.575% | 0.798% |
基準価額の0.3% |
|
バランスセレクト30 |
1.05% | 0.609% |
基準価額の0.3% |
|
バランスセレクト50 |
1.05% | 0.6825% |
基準価額の0.3% |
| バランスセレクト70 | 1.05% | 0.756% | 基準価額の0.3% |
若干ながらすべての面でバランスセレクトの方がコスト面では有利となってます。
他にバランスセレクトの見えないコストとして取り扱い販売会社があります。チョロっと探した感じだとバランスセレクトは銀行専用の投資信託みたいです。十八銀行、島根銀行、スルガ銀行、他少し。かなりマイナーな感じの銀行ばかりですが、スルガ銀行がネットからの販売も行っているみたいですから全国どこでも購入できるみたいですよ。
とりあえず、野村世界6資産分散投信とバランスセレクトの比較は以上。もし、野村世界6資産分散投信を郵便局で購入するぐらいなら私としては、バランスセレクトを購入しますね、理由の一番が2ヶ月毎の決算による再投資分の課税が長い目で見ると圧倒的に痛い。んが、購入判断は自己判断でお願いします。
次は、大和ストックインデックス225ファンドですが、これは普通に同じ投資信託が他でも購入できますから郵貯専用というわけでもないのですね。コスト面も同額ですから比較の意味がないですね。
ストックインデックスファンド225
他の日経平均に連動する投信と比べてもコスト面で引けをとらないので悪くはないです。手数料が0円のところもありますが、信託報酬がちょびっと高かったり、信託財産留保額があったり、一長一短です。
日経平均連動投信一覧
最後はGS日本株式インデックス・プラスです。とりあえず、GSに似たようなのが無いので、他のところから似たような運用方針をしている投信と比較してみます。
まずは、GS日本株式インデックス・プラスの特徴
日本株式を主要投資対象とし、TOPIXとの連動性を維持しながら同指数を上回る収益を安定的に獲得することを目指す。GSアセット・マネジメント独自開発の計量モデルを用いて、様々な市場局面でも安定した付加価値の獲得を目指す。
ニッセイ クオンツグロースの特徴
主に東証第1部上場全銘柄を投資対象とする。独自開発モデルを利用して投資対象候補を選定。組入銘柄と銘柄ごとの組入比率の適切な組み合わせで株式ポートフォリオを構築する。TOPIXを長期的観点からこれを上回る投資成果を目指す。
システムリバランスオープン
東証第1部上場株式のうち、資産規模の大きいものや基幹産業株を中心として幅広い業種より選定した200銘柄程度に、事前に計算された配分比率に基づいて分散投資。システム手法により効率的に値上り益を獲得することに努める。一定期間毎に、変率リバランス方式により、個々の銘柄の株価の変動に応じて配分比率の調整を行う。
ポジタ・システム・オープン
わが国第1部上場株式の中から独自開発モデルで選定した株式に投資。統計的手法に基づく投資対象銘柄の選定、ポートフォリオの効率的組み替えなどにモデルを使用し、日経平均株価を上回る投資成果を目指す。
上記の3つが、多分同じぐらいのパフォーマンスになると思います。選択基準は、東証1部上場株式への投資でかつ独自モデルの運用を行っていることとしました。ポジタ・システム・オープン以外は、広く分散を行いますので、TOPIXに連動しやすい構成になると思われます。
コスト比較
| 販売手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 | |
|
GS日本株式インデックス・プラス |
2.625% | 1.05% | なし |
| ニッセイ クオンツグロース | 2.1% | 1.0815% | 0.3% |
| システムリバランスオープン | 2.1% | 0.945% | なし |
| ポジタ・システム・オープン | 2.1% | 0.8967% | なし |
GS日本株式インデックス・プラスはコスト面で特に優れているわけでもなく、無難なコスト構造ですね。利回りに関しては、TOPIXに連動しながら、上回ることを目的にしてますが、TOPIXを上回る成果が確実に出るわけでもないので、私としてはTOPIX連動型の投信を購入したほうがコスト面からみて、圧倒的にいいような気が済ます。
例えば、トピックス・インデックスファンド (大和)だったら、販売手数料無料、信託報酬0.651%でTOPIXと同じ運用成果が得られます。GS日本株式インデックス・プラスが年率0.4%以上TOPIXを上回り続けれると感じるならGS日本株式インデックス・プラスへの投資は正解ですがTOPIXを下回る運用成果しか残せないのでしたら目も当てられないかもね。
こんなもんかな、郵便局で販売されている投資信託に関することは。
私なりの結論として、もし郵便局で投資信託を購入するなら
大和ストックインデックス225ファンド≒野村世界6資産分散投信>GS日本株式インデックス・プラス
としますね。
株式投資の運用成果がほしいなら大和ストックインデックス225ファンドを購入して、資産保全を計りたいなら野村世界6資産分散投信。日本の金融機関が信じられないならGS日本株式インデックス・プラスを購入すればいいんじゃないでしょうか。
まっ、郵便局でしか投信を購入できないと仮定するならの話ですがね。他で購入できるなら他で購入しますよ私は。でも、銀行からは確実に購入しないけど( ̄ー ̄; ヒヤリ